2022(令和4)年6月14日(火)、特別講師として長野県障がい者スポーツ協会のコーディネーターで、ご自身もパラリンピックに5回出場した加藤正先生らをお招きし、介護福祉学科2年生が「パラスポーツ」について学びました。
前半に行われた講義ではパラスポーツの意味や種類、歴史に加え、「障害」はその人をとりまく環境が作り出しているとする「社会モデル」の考え方についても教わりました。
後半は6チームに分かれ、「ボッチャ」と「車いすバスケットボール」を行いました。
ボッチャは、白いジャックボールに赤または青のボールをいかに近づけるかを競うスポーツです。相手のボールを弾き飛ばす、相手のボールを邪魔する位置にボールを置くなど、チームでの作戦も重要です。学生たちは「ただ面白いだけでなく、奥が深いスポーツ」「ぜひ、自分たちも覚えて広めたい」と感想を述べていました。
車いすバスケットボールでは、最初、車いすを操作しながらのドリブルに苦戦する学生が何人もいました。
しかし、そのうち、ドリブルやパス、シュートも何とか行えるようになり、気づいた時にはチームの枠を超え、全員が車いすバスケットボールに熱中していました。
パラスポーツは、障がいのある人だけが行う特別なものではなく、多様な人たちが一緒に楽しめるスポーツであることを学生たちは体感することができたようです。介護福祉士を目指す立場からも、学生にはパラスポーツについてさらに関心・理解を深めていってほしいと思います。