2024(令和6)年6月6日(木)、介護福祉学科2年生がロールプレイ(役割演技法)を通して介護過程の展開を発表し合いました。
事前に学生たちは、ペーパー事例でとりあげた利用者Yさんには一体どのような生活上の課題が存在するのか、その課題の解決に向けて、どのような支援を行えばよいのかを検討しました。
それを踏まえ、発表会当日は、利用者Yさん、介護職員、実習生など、学生がそれぞれの役になりきり、利用者Yさんへの支援をチームごとに演じました。
具体的には「香りのするお湯に入りたい」というYさんの希望に基づいた森林の香りを楽しみながらの足浴や手浴、「林業を営んでいた」というYさんの生活歴に基づいた松の木を見ながらの入浴、「将棋が好き」というYさんの趣味に基づいた将棋の対戦、「食べにくい」というYさんの訴えに基づいた食事姿勢の調整など、それぞれのチームが創意工夫による実践を展開しました。
こうしたプログラムに取り組む中で、利用者一人ひとりに応じた個別ケアの重要性とそのための計画と準備の必要性を学生たちは学ぶことができたようです。
また、介護福祉の現場にはチームワークが求められます。松本短期大学介護福祉学科では、これからもチームで協働して課題解決に取り組むことができる実践的な授業を展開していきたいと思います。