幼児保育学科の、「子育て支援」の授業では、「ほかの星からやってきた子ども」をテーマに、どのようにして距離を縮めるのか、多様なニーズに応えるための多文化共生を考えました。
問.『まったく知らない子どもが2人。どうやらほかの星からやってきた子どもで、はぐれてしまって不安がっています。あなたなら、どうしますか。』
多くの学生が『「怖くないよ」「大丈夫だよ」というメッセージを笑顔や身振り手振りで表現して、安心させることを優先したい』と回答!
実際に、言葉や文字を一切使わずに活動をしてみました。
活動している様子。
学生は「言葉や文字など共通で分かり合えるコミュニケーション手段がないと、1人遊びはできても誰かと一緒に遊ぶのは難しい」や「風船や積み木など、いっしょに作り上げていく活動の方がつながり合えることに気づいた」「なによりアイコンタクトが必要だ」などのコメントやつぶやきをしていました。
2023年11月19日発行の中日新聞の記事によると、日本には不就学かもしれない外国籍の子は2022年で8183人おり、文部科学省は就学につなげる努力を促しています。また、クリック1つで世界とつながる今、言葉や文字だけに頼らない繋がり方や多様な子どもと接することも考えていく必要がありそうです。